アガベはメキシコや南アフリカなどの砂漠地帯を原産地とする植物で、その数は実に250種類以上にも及びます。

観葉植物として多くの種類が売られていますが、特にアガベシロップは、砂糖の約1.5倍の甘みを持つ甘味料として多くの人に知られています。

そんなアガベが持つ、血糖値上昇と糖質制限、ダイエットなどを支援する働きを解説します。

アガベとは

多くの種類が存在する植物であり、なかでもリュウゼツラン科アガベ属のアガベ・サルミアナや、テキーラ・リュウゼツラン、ブルーアガベなどは、根茎に多くの糖分を蓄えています。

樹液を抽出し、煮詰めたものはアガベシロップに、発酵・蒸留したものはテキーラに活用されています。

アガベの効果

主な成分は、サポニン、フラボノイド、アルカノイド、食物繊維のイヌリンやオリゴ糖などであり、アガベの最大の特徴は、GI値(血糖上昇指数)がほかの甘味料と比較して低いことが挙げられます。食物繊維のダイエットと便秘改善を支援する効果なども合せてご参照下さい。

GI値が低い理由として、ショ糖の含有率が低いことが挙げられます。また、砂糖より甘みが強いため、少ない量で甘みを感じる事ができるのも特徴です。

食事をすると、摂取したものは体内で「糖」になり血液中を流れて「血糖値が上昇」します。糖は私たちのカラダを動かすエネルギーとなりますが、急激に増えると「インシュリン」というホルモンが血糖値を下げようとします。

インシュリンには脂肪を作り脂肪細胞の分解を抑制する働きがあるので、分泌されすぎると肥満の原因ともなってしまいます。

そこで目安となるのが「GI値」です。GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを示すものです。

ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として、相対的に表されており、GI値が低いものほど、血糖値の上昇が遅く、インシュリンの過剰な分泌を抑えることにつながります。

糖尿病や肥満の予防を支援する

GI値の低い食品を意識してとるようにすると、血糖値の急激な上昇や異常なインスリン分泌を抑えることができ、結果として糖尿病や肥満を予防することにつながります。

また、糖がたんぱく質と結びつくことで、老化などの肌トラブルを起こす「糖化」を防ぐためにも貢献し、食物繊維が含まれていることから、腸内の毒素を体外に排出する働きを助けます。

腸内環境を整える

オリゴ糖が含まれていることから、腸内環境にも良い効果をもたらすと考えられています。

オリゴ糖は、腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境の改善を強く支援します。腸内環境が改善されると、食べ物の消化や吸収がスムーズになり、便秘改善をサポートします。

便秘改善をサポートするたった1つの栄養素でも詳しく解説してありますので、こちらも是非ご一読下さい。

アガベを正しく活用する

アガベはGI値が低いのが特徴ですが、カロリーに関しては他の甘味料と比べてある程度は低いものの、極端に低い訳ではないので、摂りすぎによるカロリー過多には注意が必要です。

安全性は高く、副作用は少ないと言われていますが、アガベの葉や樹液にアレルギーを持つ人は、皮膚炎などの症状が表れる場合があるため、注意が必要です。独自の判断ではなく、必ずお医者様に相談のもと、活用するようにしましょう。

アガベが持つ性質を正しく知り、「適切に」摂取する事は、血糖値の上昇や余分な糖質を抑制することで、糖尿病や肥満の予防を助けて、健やかな生活を営むための「心強い味方」となってくれるはずです。