貧血とは血液中のヘモグロビン濃度が減少する症状であり、これらにより顔面蒼白や体の倦怠感などが表れます。

さらに、動悸、息切れ、めまいなどの症状が表れ、身体にさまざまな悪影響を及ぼします。

つらい貧血を予防し、改善していく方法を解説します。

貧血の症状

貧血とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの量が正常より少なくなった状態をいいます。ヘモグロビンは、細胞に酸素を運ぶ役目を担っているため、不足すると全身の細胞が酸欠状態になります。

この状態が続くと、動悸、息切れ、頭痛、めまい、食欲不振、疲れやすいといった症状が現れます。

貧血の種類

代表的な例として、「悪性貧血」と「鉄欠乏性貧血」が挙げられます。

悪性貧血

赤血球が作られるときに必要なビタミンB12、葉酸が不足して赤血球が減少する貧血です。

葉酸は赤血球の産生に関わっており、その葉酸を助けるビタミンB12も生成に欠かす事が出来ない栄養素です。

これらはお互いに補い合って作用するため、どちらか一方でも不足すると赤血球が減り、貧血が起こります。葉酸についての詳細は、こちらの記事をご参照下さい。

鉄欠乏性貧血

日本人の貧血の多くはこの症状です。特に、成人女性の約6割は潜在的な鉄欠乏状態にあると言われています。原因は毎月の月経で体内から鉄が排出されてしまうためです。

女性だけでなく、男性も極端なダイエットや偏食、消化管からの出血などで鉄分が不足しがちになり、貧血状態になることがあります。

原因

ヘモグロビンは、「ヘム」という鉄を主体とした物質とグロビンが結合して成り立っています。このため、鉄不足に陥ると体内におけるヘモグロビン量が少なくなり、結果として貧血の症状が現れるのです。

貧血を改善する

主要な原因である、鉄分の不足を食べ物やサプリメントなどで補うことが、最も効果的です。

胃腸の健康管理

鉄は吸収率の悪い物質ですので、身体に栄養を吸収する器官(胃腸)の働きは重要です。アルコールの飲み過ぎや過食などを控え、胃腸に負担をかけないような生活を心掛けましょう。

また、ストレスは胃に大きな負担をかけますので、あまり溜めないようにすることも重要です。ストレスに強い体を作る3つのサプリメントもご参照下さい。

鉄を多く含む食材

レバーやマグロ、カツオ、あさりなどの動物性食品には、ヘム鉄が多く含まれています。また、海藻類、小松菜などの植物性食品には非ヘム鉄が含まれています。

また、一般的にヘム鉄の方が吸収率が良いと言われています。これらを食事で栄養素として摂取することは、貧血対策に有効です。

吸収率を高める

鉄は、他の栄養素に比べて吸収率が悪いので、食事で十分な量の鉄分を摂取できない時には、サプリメントを活用するのが効果的です。

吸収を良くする栄養

摂取する際に大切な点は、鉄分だけを取るのではなく、これらの吸収を良くする栄養素と合せて補給してやることです。

ビタミンC

ビタミンCは、鉄分を吸収しやすい形に変える働きがあります。さらに、造血過程で重要な葉酸の働きを高めますので、貧血の予防改善には最適な栄養と言えます。

クエン酸とリンゴ酸

身体に必要である鉄を含むミネラル類は、そのままでは基本的には吸収されにくいです。クエン酸やリンゴ酸には、これらのミネラルを優しく包み込み、吸収しやすい形にする、キレート作用があります。

カルシウムやマグネシウム、鉄などのミネラルは、一般に細胞に吸収されにくい成分ですが、クエン酸とくっついてキレート化合物となって吸収が高まります。

これらは、ミネラルの酸化防止や、吸収効率を高めることによる美容効果、さらに血流改善や免疫力アップなどにも関与していると考えられています。

まとめ

  1. 鉄は吸収率が悪いので、胃腸の健康管理が対策に重要
  2. 鉄を多く含む食材(特にヘム鉄)を摂取することが、貧血予防に効果的
  3. サプリメントを活用し、鉄の吸収を高めることで、最適な貧血の予防改善を行える

正しい原因を知り、対策を立てることで、貧血の症状を和らげ、予防を行うことが出来ます。

食事やサプリメントにて適切な栄養素を摂る事で、不調を未然に防ぎ、「貧血を起こさない強い体」を作る事が出来るのです。