様々なメディアやCMなどで広く宣伝されているサプリメントが必ずしも良い効果をもたらすものであるとは限りません。

サプリメントが効くか効かないかを考える時、そこにはいくつかの条件が関わってきます。

ここでは、効果のないサプリメントを避ける見分け方について解説します。

製品の品質と内容

成分の有効性が、そのままサプリメントの効き目になる訳ではありません。その製品の有効成分の含有量(原材料相当量)や、吸収率、一緒に加えられた成分との相乗作用が効果を左右します。

吸収効率

例えば、カルシウムはマグネシウムと2:1の割合で配合すると、相乗的に吸収効率が高まり、これにビタミンDを加えれば、更に吸収が促進されます。

このように成分の特性を活かす配合になっているかどうかは重要な要素です。

品質

製造や保存、販売過程での品質の管理も大切な要素です。

例えば、n-3(ω3)系の脂肪酸(DHAやEPAなど)を含んだサプリメントなら、製造段階で低温搾抽や遮光処理、冷蔵保管などが行われているかどうかが重要です。

酸化し、劣化したものを使用し続ければ、場合によっては健康を害する恐れもあります。

世界基準の品質管理

日本の企業では参加は任意ですが、品質管理の目安として、米国ではGMP(Good Manufacturing Practice)を義務化しています。

逆に言うと、GMPで高い評価を受けているサプリメントは、品質管理が高いことを示します。

GMPとは、原料の入庫から製造、出荷にいたる全ての過程において、製品が「安全」に作られ、「一定の品質」が保たれるように定められた規則とシステム。

継続して消費者に製品の安心と安全を保証するため、認証した製造施設を毎年監査し、3年後には改めて再度、新しく監査認証を行う。監査はより公正かつ客観性を保つために、専門性を有する第三者の外部機関の、医薬品GMPのエキスパートにより厳正に行われる。

製造年月日

製造後に経過した時間が長くなればなるほど、効力は失われていきます。

特に、ある種のビタミン類は8か月経過すると、その作用が半減するとまで言われています。このように製造日の確認も重要な要素です。

摂取の仕方

同じ製品でも、摂取する量やタイミング、他の素材や薬品との飲み合わせなどによって、有効性に差が生じます。

飲み合わせ

サプリメントを日常的に利用している人の中には、薬と併用しているケースもかなり多く、実際にこれらによる弊害もいくつか事例があります。

薬とサプリメントの役割、違いをしっかりと理解することで弊害を防ぎ、適切な対処方を知ることで、薬とサプリメントをうまく服用する事をが大切です。サプリメントの悪い飲み合わせを防ぐ3つのルールもご参照下さい。

利用者の状態

年齢、体格、遺伝的素因、消化・吸収能力、職業、食環境、喫煙や飲酒の習慣、運動習慣など、その人の状態や環境によって効果に違いが表れます。

効能を吟味する

サプリメントでは様々な効果を謳われていますが、その全てを鵜呑みにするのではなく、自分に足りない栄養素は何なのかをしっかりと把握する事が大切です。

自分の体調の変化などに合わせ、効果をしっかりチェックして選ぶようにしましょう。

身体に合った選び方

サプリメントは食品であり、身体を作る材料です。通常の食品選びと同様か、それ以上に安全性や品質にこだわる必要があります。

「これだけ食べていれば完璧」などの食品が無いように、サプリメントもバランス良く、しっかりと吟味して栄養素を摂ることが肝要です。

サプリメントを理解し、自分の食生活や健康状態を良く見て、より良い物を選ぶ力を身に着つける事が、最も効果的なサプリメントを選ぶ上で重要なのです。