大麦若葉とは生命力の強い大麦の新芽の部分であり、そのエキスは様々な成分が抽出された栄養価の高いものです。

カリウムやカルシウム、マグネシウムなど多くの有効成分があり、体に有益な効果をもたらします。

そんな大麦若葉持つ、血液の健康を保ち、高血圧や貧血を防ぐ働きについて解説します。

ビタミンやミネラルが多い大麦の新芽

大麦若葉とは、イネ科の植物である大麦の若い葉の部分のことを指します。

緑黄色野菜よりも多くのミネラルやビタミン、酵素などを含んでいることから、健康飲料として青汁などに加工され、販売されています。

豊富な栄養素を持つ

カリウムやカルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅、鉄などのミネラルや、葉緑素などが有効成分として挙げられます。

これらに加え、ビタミンAの前駆体であるβ-カロテン、ビタミンB1、ビタミンCなどの各種ビタミン、トリプトファンやアラニンといったアミノ酸なども含まれています。

前駆体(ぜんくたい)とは、化学反応などによって生成された特定の物質に対し、その前段階にある物質のことです。前駆物質とも言われており、ドーパミン(アドレナリンの前駆体)、プロインスリン(インスリンの前駆体)などが有名です。

大麦若葉の効能

大麦若葉に多く含まれる葉緑素には、コレステロール値を下げる、血栓を防ぐ、血圧を低下させる、貧血を改善するなどの血液の健康を支援する効果があります。DHAのコレステロールを調整する3つの効果ナットウキナーゼとDHA・EPAの血栓への効果なども合せてご参照下さい。

その他にも、細胞の強化やデトックス作用、整腸、抗がんなど多くの働きがあると言われています。

多くの成分が持つ働き

例えば、ミネラルのうち、カリウムは血圧の上昇を防ぎ、マグネシウムは血小板が固まるのを防ぎ、骨の正常な代謝を維持させます。マグネシウムの辛い頭痛を和らげる血流への効果の記事もお読みください。

さらに、ビタミンB1、ビタミンC、β-カロテンなどが細胞の新陳代謝を活性化させ、老化因子とされる活性酸素を無害な酸素にする働きがあると考えられています。

活性酸素については、アスタキサンチンの活性酵素から体を守る5つの働きでも詳しく解説してありますので、こちらも是非ご参照下さい。

相乗効果にて健康をサポート

大麦若葉がもつ有効性が総合的に作用し、さまざまな生活習慣病や精神の安定化、うつ、骨粗しょう症、脳卒中、心臓病、肝臓病などの予防を支援すると考えられています。

Ⅱ型糖尿病患者に対して行った臨床試験において、大麦若葉とビタミンEやビタミンCなどのビタミン類との併用で、活性酸素の除去や血管疾患の予防につながったとの報告も存在します。

飲み過ぎには注意が必要

大麦若葉の葉緑素に含まれるフェオフォルバイド(光過敏症の原因物質である、クロロフィル類の分解物質)を大量に摂取すると、皮膚に障害を起こすリスクがあると言われています。

また、大麦若葉には、少量ですがカフェインが含まれています。カフェインによって脳が興奮して、不眠や胃痛などを引き起こしてしまう場合もあります。

大麦若葉には高血圧や血栓を防ぎ、貧血を改善などの血液の健康だけでなく、さまざまな生活習慣病を予防するなど健康への効果が高いですが、摂りすぎには注意が必要です。

食品中に含まれる量は少ないため、食事などで摂る場合には問題ないですが、青汁やサプリメントなどの製品を使用する場合は、製品に記載されている一日の摂取量を目安として、摂りすぎないようにしましょう。

大麦若葉が持つ性質や効能を正しく知り、「適切な量」を心がけて摂取することが、健康への効果を十分に発揮するためには重要なのです。