薬とサプリメントは形状が似ているため、同じ様な物であると誤解されることが良くあります。

しかし、実際には原材料の違いや法律面での定義、特に身体への影響において異なる性質を持ちます。

ここでは、サプリと薬の身体に対する効果の違いについて解説します。

効果の違い

薬は、「特定部位」の「特有である症状」を、化学物質によって抑えるものであるのに対して、サプリメントは身体が持つ回復機能を栄養素によってサポートするものです。

その為、中には薬効としての作用が期待される場合もありますが、本質的には、サプリメント効果は身体全体に及びます。

機能面の違い

薬はその特性上、身体に対して、ある特定の働きが期待されるものです。これに対して、サプリメントは体が元来備えている改善機能を支援します。

身体全体をサポート

例えば、血圧降下剤は、血圧を下げるものであり、これらを上げることはありません。すなわち、一方向にのみ作用します。

しかし、サプリメントは、体全体に働きかける事で、血圧が高ければ低くし、逆に低ければ高くすることで、適切なレベルにまで調整するように作用します。

即効性の有無

薬は特定の症状に対して短期間で効果が出る事が期待されているのに対し、サプリメントは即効性が期待されるものではありません。

直ぐに効くケース

ただし、低血糖でフラフラしている人が糖質を摂ることで瞬時に元気を取り戻したり、喉の渇きが水を飲むことによってすぐに潤されたりすることもあります。

このような明らかに栄養不足である場合など、サプリメントの効果が早々に発揮されるケースも存在します。

副作用の有無

薬には副作用がつきものですが、サプリメントには薬の様な副作用はありません。

ただし、血栓予防薬を服用している人がビタミンKを豊富に含む納豆を食べられない様に、食品であるサプリメントも食べ合わせや飲み合わせに注意が必要となる場合があります。

サプリメントの悪い飲み合わせを防ぐ3つのルールもご参照下さい。

用法の違い

薬は健康な体にとっては、必要でないばかりか毒になる物さえも存在します。従って、目的が達せられれば止めるものであり、一時的に服用するものです。

これに対して、サプリメントは、食事と同じく継続的に摂取することを前提に作られています。

身体は絶え間なく作り替えられており、栄養素は常に体内で消費されています。ですので、サプリメントの場合は、薬とは逆に継続的に摂取する事により効果が得られるのです。

薬は体の異物

身体にとっての異物=毒を飲むと、人間もバイ菌も死にます。次に毒を薄めていくと、人間は死なないけど、ばい菌は死ぬという濃度になります。

この「人間は死なないけど、バイ菌だけが死ぬ」物質を人々は「薬」と名付けているのです。

薬は飲まない方がいい

つまり、毒のメリットとデメリットを天秤にかけ、メリットが大きい場合は「薬」として活用している物が「医薬品」です。

しかしながら成分としては、人体にとって異物、すなわち毒ですから、肝臓で解毒の対象となります。この時に活性酸素が発生し、肝臓を傷める事になります。活性酸素については、こちらもご参照下さい。

これらの事より、一般論としての「薬はなるべく飲まない方が良い」というのは正しい認識であると言えます。

身体に合った選び方

薬は体にストレスを与え、影響を与えます。その結果として、薬などは、特定の症状に対しては「劇的」な効果を得る事が出来ます。

しかし、薬などの医薬品は、即効性がある代わりに副作用や時に大きな身体的負担を伴います。

逆にサプリメントの役割は、身体の正常な作り替えをサポートする事で、不調を未然に防ぎ、根本原因を「副作用なく徐々に解消していく」ことです。

サプリメントと薬の違いをしっかり認識して、明確な基準を消費者である個人が持つことが、健康な生活への道しるべになるのではないでしょうか。