イノシトールは、食品添加物や栄養強化剤として使用が認められており、脳細胞に栄養を与える成分として有名です。

また、人間の初乳に多く含まれ、乳児に欠かす事が出来ない成長物質とも言われており、粉ミルクなどにも含まれています。

そのようなイノシトールが持つ、脳や肝臓への効果を解説します。

イノシトールとは

糖質の仲間である糖アルコールで、甘みがあるが消化されにくいという特徴を持ちますが、その働きからビタミンB群の一種とも呼ばれています。

リン脂質

イノシトールは、ホスファチジルイノシトールというリン脂質の構成成分です。

リン脂質は、細胞膜に含まれる成分で、特に神経細胞の膜に多く存在し、神経の働きを正常に保つ働きを担っています。

大豆レシチンの名前で知られているリン脂質ですが、他にも血栓や動脈硬化、高脂血症、目の病気の予防をサポートし、ストレス対策やアンチエイジングにも有効とされています。

その他の効能については、クリルオイルの血栓とDHA・EPA吸収率向上への効果で詳しく解説してありますので、こちらもご参照下さい。

イノシトールの効果

抗脂肪肝ビタミンとも呼ばれており、脂肪肝の予防をサポートする効果があります。

肝臓の脂肪やコレステロールの代謝を支援

イノシトールは、脂肪の流れを良くして、肝臓に余分な脂肪が蓄積しないようにコントロールする働きを担っています。

血管や肝臓の脂肪やコレステロールの代謝に働くので、イノシトールを適切に摂取することで、血管にコレステロールが蓄積して起こる動脈硬化の予防をサポートします。

特に、脂肪分の多い食事や、お酒を飲む量が多い人には重要な成分と言えます。

メタボのリスクと症状改善を積極的支援するサプリDHAのコレステロールを調整する3つの効果も合せてお読み下さい。

脳を活性化する

神経細胞の膜に多く存在し、脳細胞に栄養を補給する効果が非常に高いです。その働きにより、脳細胞の活性化、脳の老化防止を強く支援します。

アラキドン酸の脳の活性化と記憶力を高める効果も是非ご一読下さい。

パニック障害への研究が進む

イノシトールはパニック症候群並びに、強迫性障害の治療にも有効性が示されつつあります。

パニック症候群患者を対象とした比較試験で、イノシトール摂取により、重症度と発作の頻度および、広場恐怖症の重症度が低下したという実験結果も報告されています。

うつ病患者への効果も

うつ病患者を対象とした比較実験においても、イノシトールを補給することにより、うつ病評価尺度によるスコアが改善したという報告があります。

また、改善した患者がイノシトール摂取を止めるとすぐに再発したとの結果も出ています。

イノシトールの飲み方

イノシトール(リン脂質)は、脂肪の流れをコントロールして、血管や肝臓の脂肪、コレステロールの代謝に働き、脂肪肝や動脈硬化の予防をサポートします。

また、脳細胞に栄養を補給する効果が高く、脳細胞の活性化、脳の老化、パニック障害の予防などを強く支援します。

イノシトールの体内合成量には限界があり、毎日の食事やサプリメントなどを通して適切に補給することが大切です。

カルシウムの多い食事の場合、カルシウムイオンと結合体を形成し、イノシトールの吸収を半減させると言われていますので、食べ物やサプリメントなどで栄養補給する場合には注意が必要です。

サプリメントは、体内での合成や、普段の食事だけでは不足しがちな栄養を補給するという点において、非常な大きな助けとなります。

サプリメントを活用して適切な栄養管理を行うことは、多忙な現在を生き抜き、健康で実りある生活を維持する「心強い味方」となってくれるはずです。